文部科学省が令和6年6月に全国の学校及び教職課程を置く大学、指定教員養成機関宛に「心肺蘇生等の応急手当に係る取組の実施について」を発出。当協会は今後も生徒、学生、教職員を対象にこれら講習会の開催、講師の派遣を行ないます。詳しくはお問合せください。
医道は人類の文化とともに古く、人類の文化とともに新しいものであります。 社会の構造や制度の変化、科学技術の進歩等に応じて、医療のあり方にも 種々の変化は起こりますが、人命の尊厳と人間愛とが不変である限り 医道の綱領もまた不変であります。
人間の生命を、その地位身分にかかわらず、何よりも尊重します。病める人々の医師に寄せる信頼と、その医師に対して無防備であることを思い、この人々の疾病を治療し、苦痛をのぞくことに 献身し、精神の慰安と希望を与えることに努め、その秘密を守ります。
医学の伝統を尊び、よき師よき友に対する尊厳と感謝とを忘れず、後進の育成に努め、常に医学の研鑚に励みます。
利欲に迷うことなく、いかなる圧迫にも威嚇にも屈することなく、自己の良心と名誉とにかけて医道を貫きます。
医療と健康の保全とに関する医師としての社会的使命を忘れることなく、より良い体制を国民のために追及し、その実現に努力します。
医道の実践は、医師も人間である以上、必ずしも容易ではありません。 それに向って医師が最大の努力を払うことは当然ではありますが、それと同時に、社会一般の広い理解と強い支援とが必要であります。
1966年11月27日 日本医学協会