主張等

会長挨拶

日本医学協会は、医道、医学、医学教育、および医療制度に関する調査研究を行い、医療に関係のある全ての人がこの会に参加でき、医療不信、医療経済、医療と介護、医療連携および社会保障を万人に考えて頂き、国民の納得できる医療と介護を導き出す会にしたいと考えています。 

その為、会員及び理事には医師、看護師、保健師、管理栄養士、薬剤師、柔道整復師、大学教員をはじめとする教育職 等広く叡智を集め、会を魅力あるものにしたいと考えています。

内閣府所管の公益社団法人として、公益となる事業を主とし、活動して参ります。 

日本の医療保険制度は、其れなりに機能して居ますが、その制度からはみ出た人の対応はどうあるべきかを考えて、国民が幸せに感じ生活を送れるよう行動して参ります。 

10年以上前より日本医学協会は医師の視点だけでなく、予防・医療・福祉に携わる全ての人の視点も必要と考えて居ました。当時の牧野永城会長(現名誉会長)の在任中、医療に関わる多職種の人々の参加を認めるとし、定款の変更を行いました。 

急速な人口構成の変化や長寿化社会の中、少子高齢化、認知症患者が増加している地域もあります。さらには外国人労働者増加と医療費の問題、外国人旅行者の治療費未収の問題等、新たに発生している課題もあります。こうした現状に対し、現場の声を聞き行政と協力して、より良い社会をもたらすべく努力して参ります。

日本医学協会は、国民と身近に接し問題点を探り出し研究協議して、国への提言を目指します。 

また、当協会は救急救命講習会等の活動に力を入れております。一般、教職員、看護師、柔道整復師、及び生徒、学生等を対象に啓蒙活動をさらに推進して参ります。

日本医学協会はよりよい体制を国民のために追求し、その実現に努力します。 

医道の実践は、医師、看護師、メディカルスタッフも人間である以上、必ずしも容易ではありません。社会一般の広い理解と強い支援をお願い致します。

公益社団法人 日本医学協会 会長  島本悦次

 新しい飛躍への提案              臨床研修のあり方